mentalfitあまがさき

自分の言葉に振り回されないために

今年も残すところあと1ヶ月となりましたが

いかがお過ごしでしょうか?

 

 

師走の声を聞くとなんとなく落ち着かず

やらなければならない事だけが増えていき

少しも用事がかたづかない・・・

 

今年こそはこういう事にならない様にしっかりと計画を立て

年末年始の準備を・・・、と思うのですが

結局昨年と同じようになってしまった、

というような経験をお持ちではないでしょうか?

 

これはひょっとして心理学でいう

セルフトーク(self-tolk)=  自分自身との会話

が原因かもしれません。

 

 

セルフトークとは自分の内面で行われている思考と言葉の対話

思考や感情を言葉として自分に投げかけるプロセス

を指します。

 

人は1日に数万回の思考をしており、その多くが

セルフトークの形で現れる、と言われています。

そして、

ネガティブなセルフトークは、脳を警戒モードにし、

 

反対にポジティブなセルフトークは、脳を安全モードに

切り替えたりします。

 

認知行動療法や内的家族システムなどの複数の理論で

「なぜ言葉が心に影響するのか」を明確に示しているように

セルフトークは単なる「気持ちの持ちよう」ではありません

 

例えば、「忙しい(と感じている)状況」に対して

忙しさの程度に関係なく「チョー忙しい。イラツク!」

といったネガティブなセルフトークをしていると、

脳は警戒モードに入りやすくなります。

すると、いつもなら出来る思考や判断が難しく、

自分の言葉に振り回され「気持ちだけ空回り」状態に

陥ってしまいます。

 

この様な状態にならないための対策は、次の3ステップです。

 

忙しさの程度に関係なく、「チョー忙しい、イラツク」という

セルフトークをしている方を例にとってお伝えすると・・・

  • 気付く

→  無意識にどんな言葉をセルフトークしているのかに気づく。

      例)忙しいとつい「チョー忙しい、イラツク」と言ってしまう

 

  • 距離を取る

  第三者視線で客観的に言葉を観察する(評価しない)

   例)忙しさはどのレベル:ふつう?、ちょっと?、チョー?

 

  • 言い換える

②で確認したレベルに見合う自分の言葉を自分に語り掛ける

      例)ふつう:無理しなくてもこなせるヨ

              ちょっと:少し頑張ろう

              チョー:ドンマイ!2段階ほど上げれば何とかなるサ

 

など・・・

 

さらに、

言葉:自分への言葉を意識すると、ネガティブ思考が減る

 

感情:落ち着き、安心感が増すと、ストレス耐性が上がる

 ↓

行動:行動が前向きになり安定すると、対人関係が改善される

 

といったループが出来てくると、

心の中に「安心して話せる自分」が育っていき

内面の対話の質が高まるほど外面の対人関係や

人生の質が変わっていきます。

 

 

さあ!今回お伝えした3つのステップで、

自分の言葉に振り回される人を卒業し、

チョー忙しい年末年始を楽しく迎える準備をしましょう!

 

私たち支援員も言葉に注意を払っていますが、

報告書に書いた自分の言葉や、人に伝えた時の自分の言葉に

自分の思考が影響されて、感覚や印象が歪んでいるかも?と

感じることがあります。

今回のブログは私たちへの戒めの気持ちも込めて投稿致しました。

 

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