支援する側の現状とセルフケアの重要性
2019年11月27日(水)の毎日新聞に出ていたこんな記事をみつけました。
児童福祉司の精神疾患による休職率は教員の4倍 疲弊や心理的負担で50人に1人https://mainichi.jp/articles/20191126/k00/00m/040/302000c
おそらく、何となく分かっていいたことかもしれませんが、支援をする側が意外と自分自身へのケアが後回しになっているのかもしれません。
児童福祉士とは
児童福祉司(じどうふくしし)は、児童相談所に置かなければならない職員で、児童相談所長が定める担当区域により、児童の保護その他児童の福祉に関する事項について相談に応じ、専門的技術に基づいて必要な指導を行うケースワーカー(病気や非行その他の障害等により、社会生活への適応に困難な者又は適応に失敗した者に対して社会的援助活動を行う者)の一種である (ウィキペディアより)
筆者自身、児童相談所で働いていた経験がありますが現場で働かれている児童福祉士の方々と一緒にお仕事をさせていただきました。
児童福祉士の中には、専門外の人も数多くおられ仕事をしながら業務を覚えていかれています。
その様な方々が、虐待のケースや非行のケース等の担当者になるとご自身の気持ちや考えの処理をしていくことも必要になるかと思います。
しかし、現実的には担当しているケース数は一人当たり100を超えるような現状でなかなか自分のケア(以下、セルフケア)まですることができない方が大半ではないでしょか?
この様な支援状況は医療や福祉現場で活躍されている対人援助職の方々に多く当てはまるのではないかと考えています。
セルフケアとは
多くのストレス理論を概観してみると、業務量よりも自分でコントロールしている感覚がある方がストレスを抱えにくいことや多くのストレス要因を和らげる働きとして他者からのサポートを受ける等のセルフケアに活用できる方法が多くあります。
一方で、正しいセルフケアを行う習慣や病気にならないための予防のための考え方がまだまだ浸透していないように感じています。
予防するためには
悪くならないようにしていくためにも、人に相談することや思い切って休むことも長い人生を考えると必要なことではないでしょうか?
また、うつ等の精神疾患を患った方々が受ける支援としては、病院やクリニック以外にも選択肢があることを知ってもらいたいとも感じています。
mentalfitもその支援機関の1つです。病院やクリニックといった医療機関でもなく行政施設でもなく、専門職が集まった「こころと行動を調整して、より良い自分になるための支援を行う施設」になります。
1人でも多く悩んでいる方の支援ができるように日々、活動しています。