「頑張る」とはどんなこと?
今回は、題名の通り「頑張る」について書いてみたいと思います。
みなさんも人生で何回か必ず使用している言葉ではないでしょうか?
友達や家族に対して、「頑張れ」と声をかけたり、反対に励まされて「頑張ります」と答えられたりした経験が当てはまるはず。
少し思い出してみてほしいんですが、
あなたは「頑張れ」と声をかけるまで、
- どんな事を感じて
- どんな事を思い出して
- どんな言葉を出そう
と上記のことを思いましたか?
本当は、「頑張れ」と相手に言葉をかける前に、多くのことを思い浮かべたはずです。でも、それが口に出たときには、なぜ「頑張れ」といった言葉になったのでしょうか?
自然とこれまでに、何を行う=「頑張る」、応援する=「頑張れ」といった思考パターンに陥ってはいないでしょうか?
「頑張る」ってどういう意味?
果たして、「頑張る」とはどういう意味なのでしょうか?
1 困難にめげないで我慢してやり抜く。
2 自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。
3 ある場所を占めて動かないでいる。
ウィキペディアにはなかったので、コトバンクから引用しました。
これだけの説明では、「なるほど!」とはならないのは私だけではないはず・・・だと思いたいです。
言葉はその人の考え方や伝え方など、文字情報以上のことが多く伝わります。
必ずしも「頑張る」といった言葉だけで判断しにくいのではないでしょうか?
ここで、先ほどのお話に戻りますが、
あなたは「頑張れ」と声をかけるまで、
- どんな事を感じて
- どんな事を思い出して
- どんな言葉を出そう
言葉を伝える前に、話を聴きながら色んなことを感じて考えていたはずです。
何を伝えたいか
よく、「頑張れ」って言ってはいけない、と聞かれることが多いと思います。
「頑張れ」だけだと、伝わりきらないことがあります。
例えば、「あれやっといて」と言われた場合、伝わりますかね? おそらく「あれって何のことですか?」「やっとくってどこまでですか?」と質問が返ってくると思います。
それと同じように「頑張れ」と言われても、「何を頑張るのか?」「どこまで頑張るのか?」と言われた側は多くのことを考えないといけなくなります。
また、質問したくても質問しくにいと感じて行動に移せない方といったことにもなりえます。
「頑張れ」と伝えるのではなく、
- 「これまでしてきたことをやって来たら良いよ」
- 「Aという仕事の資料作りをしてほしい」
等の「何を」「どうするのか?」を伝えるだけでも言われた側の負担は軽減されます。
相手に伝わるように工夫をすることも必要になってきます。自分自身が思っている言葉と相手が思っている言葉のイメージや印象が違っていることはよくあることです。
お互いのイメージが一致するように、伝わる言葉選びができるとコミュニケーションにも変化が見られます。
それでは、何かをやるだけでなく、「何もしない」「リラックスする」ということも頑張ってしてみてはいかがでしょうか?