「環境の変化」と「自分の考え」の影響
2020年も残すところ、数日となりました。
2020年は、コロナによる感染症の飛沫予防、外出自粛などにより衛生意識の高まりが強くなり、「コロナ○○」「ソーシャルディスタンス」など多くの言葉が生み出されてきました。
そんな中、不安が強くなってしまった方や有名人の自殺によって、さらに気持ちが不安定になる方も一定数存在しています。
仕事や家庭生活、人生において変化を起こすことを余儀なくされている場合もあります。
今日はそんな「変化すること」について、少し考えてもらえたらと思います。
変化すること
みなさん、「変化すること」は好きですか?
常に変化したいと考えている人もいれば、できるだけ変わりたくないと考えている人など様々な考えがあると思います。
- 1人暮らしを開始した
- 職場の上司が変わった
- 転職した
- 結婚した
- スキルアップした
など変化は良い出来事でも悪い出来事でも起こりえます。
出来事の中には、「ライフイベント」と呼ばれるほとんどの人が経験する出来事があります。
それは上記にもある以外では、
- 入学式や卒業式、テストなどの学校行事
- 入社、異動、転勤、転職などの会社に関連するもの
- 誕生日、成人式、新しい家族などのプライベートに関係するもの
など生きていく上で多くのイベントが待ち受けています。
これらを広義的に捉えると「ストレッサー」ということになります。
ストレッサー
ストレッサーというのは、「ストレスの要因になるもの」であり、出来事であったり、感情であったりと人により異なります。ストレスという言葉は広く知られており、
- 「来週、発表があるからストレスやわ~」
- 「あの人の話し方、ホンマストレスやわ~」
など会話でも自然と出ることがあります。
何気なく使っている「ストレス」ですが、実はストレスを決めているのは、出来事や嫌いな人の行動ではなく、「自分自身の考え方」によるものです。
考え方
同じ環境にいても、適応できている人やストレスを感じていない人などもいます。環境が良くなることや相手が考えを変えて行動を改めてくれるとすごく楽ですが、実際はそんな簡単にはいきません。
そして、自分の考えを変えるというのは、「難しい」「なぜ自分が変わらないといけないのか」と感じる人もいるのではないでしょうか?
考えを変えるかどうかは、それぞれの選択だと考えています。無理に変える必要はないですし、変えないといけないというものでもありません。
一方で、今までと同じ考えを続けることで
- 「心配が減らない」
- 「怒りが収まらない」
- 「悲しみが消えない」
などの感情がある場合は、今後もその感情が減り、ある日突然良い気分に!ということは起こりにくいでしょう。
感情と考え方の結びつき
この様な感情は、考えに結びついており、良い感情が芽生えやすい考え、悪い感情が芽生えやすい考えがあります。
人は、出来事や行動に対して勝手に解釈してしまうクセがあります。
生きていると良くも悪くも多くの変化を経験します。
変化することが悪いことではなく、良い変化だけを期待するわけでもなく、あなた自身の考え方を柔軟に変えていることが気持ちの安定につながります。
気持ちを変えることは容易ではありませんが、気持ちを変えるには考え方を変化させることが必要です。
環境や状況は良く変わります。一方で、人の考えは変わりにくい特徴があります。
そのため、変化するたび同じような気持ちになりやすくなってしまいます。
周囲が変わることを期待するだけでなく、自分自身の考えも変化させていくことを知って実践することで変化に強くなることができます。
mentalfitでは、ストレスマネジメントや考え方や行動を変えるプログラムを提供しています。ぜひ、興味のある方やお悩みの方はお気軽にご連絡ください。
2020年もどうもありがとうございました。2021年にまた、お会いしましょう!
みなさん、良いお年を!!