コラム

コミュニケーションって何!?人間関係を悪くさせないようにする方法をご紹介

人生の3大苦として、挙げられるのが「お金」、「健康」、「人間関係」と言われています。3つも苦しいことがあると何から取り組んだら良いのか分からなくなってしまいます。

 

その中でも、「人間関係」が人生の幸福度に6割ほど影響を与えているとも言われています。

 

今回は、そんな「人間関係」について、もっと馴染みやすい言葉を使うと「コミュニケーション」について、考えていきたいと思います。

コミュニケーションって何?

みなさんは、「コミュニケーション」と聞くとどんなことをイメージされますか?

  • コミュ力
  • 自分から話しかける
  • 人見知りしない
  • すぐに仲良くなる

などをイメージされる方が多いのではないでしょうか?

 

もう少し、場所や対象を絞ると、ヒトって色んな側面があると思います。

  • 家族
  • 友人
  • 同僚
  • 上司

上記で示したように、それぞれで、求められる関係性や共通の話題、求める役割が異なります。

 

家族や友人関係であれば、他愛もなく思っていることや考えていることを話したい、といった「リラックス」や「安心」できる関係性を求めているのかもしれません。

 

職場であれば、「仕事の成果」や「役割として期待されていること」として、関係性が家族や友人関係に比べると明確にされているため、話の内容は業務に関することを中心とした話題になっていきやすいです。

 

そのため、一概に「コミュニケーションとは○○だ!」と言い切るには、難しいように思います。

 

では、反対にコミュニケーションが上手く行っていない要因について「職場」を基に困ったことを考えると分かりやすいかもしれません。

  • 相談できない
  • やり方が分からない
  • 聴いていないと言われた
  • 質問できない

これらは、支援をしている中でもよく耳にする職場で困ったコミュニケーションの内容です。

 

困る内容は、「分からない」や「できない」といった「情報不足」によることが多いです。

 

この情報不足の状態をカッコよくいうと「ミスコミュニケーション」になります。

 

ミスコミュニケーションとは

 

その名の通り、コミュニケーションをミスってる状態です。要は、会話したり、返事したりしてコミュニケーションしている風に見えているけれど、困ったコミュニケーションに繋がっています。

 

コミュニケーションとは、「感情や知覚、思考,情報の伝達を通して疎通を良くするために行われるもの」と定義されています。(ウィキペディアを参照)

 

本来、コミュニケーションは意思疎通が目的で行われ、関係を構築していく上の手段として、日常のことや仕事のことをテーマに会話や議論を行っています。

 

ただ、このコミュニケーションの方法にミスが起きてしまうと「困った」となってしまうわけです。そして、なかなか自覚できないので改善方法が分からなくなってしまいます。

 

ミスコミュニケーションが発生する内容は、大きく以下の3つに大別できます。

  • 一般化
  • 省略化
  • 歪曲化

それぞれについて、簡単にご説明していきます。

 

一般化

自分の経験や考え方にあてはめて、一部の人しか持っていない解釈を「みんな同じだろう」と思い込んでしまうことをいいます。

代表的な言葉

  • みんな
  • いつも
  • ほとんど

分かりやすいのは、小さいころに親におねだりする際に「みんな持っている」と言ったり、1回失敗したことを「いつも失敗する」と言ったりすることが一般化になります。

 

話を聴いている時は、「いつも?」と疑って聴くことができても、自分が話をする時は、意外とこの一般化を用いて会話していることがあります。

 

特に、仕事等では曖昧な表現だと相手に理解してもらいにくくなります。

 

事実と自分の印象や感情を分けて、考えてみたり話をしてみたりして一般化させないように、意識してみることが重要です。

省略化

話をする側が情報伝達の際に本来伝えるべき詳細を省略すると、話を聴く側の認識の違いや思い込みにつながる可能性が高くなります。

代表的な言葉

  • 昨日のやつ進めといて
  • あれとって

5W1H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように)が抜けていたり、「あれ」「これ」などの指示語を使うことも省略にあたります。

 

最も多いミスコミュニケーションがこの省略化になります。

 

ヒトはついつい、楽な方に流されてしまいやすいし、「分かってくれるだろう」と相手に期待しすぎてしまいがちです。そんな考えから、つい説明や要件を省略しています。

 

そんな省略化された話をされたら、質問をしていくことが必要です。

  • 「早くしてほしいというのは、いつまでですか?」
  • 「どこまで完成させれば良いですか?」

 

省略された話を聴く際は、上記のように質問をしていくことで、相手から具体的なことを聴かせてもらいやすくなります。

 

反対に、良く質問をされたり、言ったことと違うことになっていたら、あなたの伝え方が省略されているのかもしれません。

歪曲化

人から話を聴いた時や情報を得た時に自分の解釈を加えて内容を単純化し、意味を歪めてしまうことを指します。

代表的な言葉

  • 知らない番号から電話があったから、個人情報が洩れている
  • 今日の面談は、退職を促そうとしているのだろう

 

自身の考えを基に話を聴いて物事を認識してしまい、話の内容が正しく伝わりにくいです。

 

話をする側、聴く側のどちらか一方でも歪曲化したミスコミュニケーションを行っていると、上手く意思疎通を行うことは困難になります。

 

時間をかけて、説明を行い歪曲してコミュニケーションしていることに自身で気づくことがまずは重要です。

 

家族や友人などから、よく指摘されてしまっている方は、一度ご相談に行かれることも選択肢の1つです。

まとめ

まずは、どんなことでコミュニケーションにミスが起こっているのか、自分自身でも気づけるようになることがミスコミュニケーションを防ぐ第一歩になります。

 

また、ミスを防ぎより良いコミュニケーションに近づけていくためには、上手く「話をする」ことよりも、上手く話を「聴く」ことを意識して行動する方が効果的です。

 

「話の聴き方」については、改めて掲載していく予定です。

 

ミスコミュニケーションをしてはいけないわけではなく、忙しい時やストレス状態のときなど状況によっては普段とは違う言動をしてしまいがちです。

 

その際に、「やってしまった」と気づくこと、それを改善したいなと意識的に行動していけると良いのではないでしょうか?

 

それでもコミュニケーションで悩まれているかたへ

mentalfitでは、無料相談もございます。

 

・職場の上司や同僚とうまくコミュニケーションが取れないと感じている

・コミュニケーションが苦手で、仕事を転々としている

・言いたいことが伝えられず、仕事や生活でもどかしさを感じている

 

などのお悩みを、有資格者

 

(臨床心理士/公認心理師、精神保健福祉士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント)

 

が、お聞きいたします。ご相談フォームかこちらから↓お待ちしています。