メンタルヘルス不調からの復職 – 復職した人が実践した10の取り組み
休職中の過ごし方に悩まれている方へ
実際に復職された方が復職するまでの期間に取り組んだ活動をご紹介します。
参考にできるものがありましたら、ぜひ試してみてください。
復職までに実践した10の具体的な活動
1.生活リズム改善のための「朝活」
毎朝7時に起床し、簡単なストレッチと15分の散歩を日課にしました。
休職初期は眠れない日も多く、起床時間を守るのが大変でしたが、3週間ほど継続することで、自然と目覚められるようになりました。(30代 女性)
2.活動記録アプリの活用
スマートフォンのアプリを使って、毎日の気分、睡眠時間、活動内容、食事を記録。
週1回の通院時に主治医と一緒に振り返ることで、体調の波を把握できるようになりました。(20代 男性)
3.図書館での読書時間の確保
午前中の2時間を図書館で過ごす時間に設定。
最初は5分も集中できませんでしたが、徐々に読書時間を延ばしていき、1ヶ月後には1時間程度の集中力が戻ってきました。(30代 男性)
4.軽い運動の段階的導入
最初は15分の散歩から始め、体力に合わせてジョギング、ヨガ、水泳と活動の幅を広げていきました。
特にヨガは呼吸法も学べ、不安感の軽減に効果がありました。(30代 女性)
5.家事の分担表作成
家族と相談し、自分でもできる家事を少しずつ担当。
食器洗いや洗濯物たたみなど、15分程度でできる作業から始めました。
達成感が得られ、自己効力感の回復につながりました。(30代 女性)
6.リワークプログラムへの参加
週3日、1日4時間から始めて、徐々に時間を延ばしていきました。
特にグループワークでの対人コミュニケーションの練習が、復職後の人間関係の不安軽減に役立ちました。(30代 男性)
7.認知行動療法のワークブック活用
不安や落ち込みが強い時の考え方のクセを理解し、より建設的な思考パターンを学びました。
特に「完璧主義」な考え方の修正に効果がありました。(40代 男性)
8.タイムスケジュール管理
1日の活動を30分単位で計画。
達成できなくても自分を責めないよう、「今日はここまで」という限度を決めて取り組みました。(30代 女性)
9.趣味の時間確保
以前から興味のあった写真撮影を始めました。
週1回、近所の公園で季節の風景を撮影。
SNSには投稿せず、自分だけの記録として残すことで、プレッシャーなく続けられました。(40代 女性)
10.復職シミュレーション練習
復職2週間前から、実際の通勤時間に合わせて外出し、オフィス近くのカフェで2時間ほど過ごす練習を行いました。
通勤ラッシュへの不安も和らぎました。
最も効果があった活動とその理由
- 10個の活動の中で、特に効果を感じたのは「リワークプログラムへの参加」です。
プログラムでは、同じような経験をされている方々と出会え、「自分だけじゃない」という安心感を得られました。
また、実際の職場を想定した作業や、グループディスカッションを通じて、自分の回復状態を客観的に把握できました。(40代 男性)
- 特に良かったのは、焦らず段階的に活動時間を増やせたことです。
4時間から始めて8時間まで、体調に合わせて調整できたため、無理なく職場復帰への準備が整えられました。
さらに、プログラム中の対人関係で感じたストレスも、その場で専門家に相談しながら対処方法を学べたことで、実際の復職後も落ち着いて対応できるようになりました。(30代 女性)
復職までに実践した取り組みはいかがでしたか?
ぜひ、真似できそうな取り組みがあれば活用してみてくださいね。
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