意図しない変化から気づくこと
役割の変化は、人生の中で何度か出くわします。望む変化もあれば、意図しない変化もあります。
今回は、下記の記事を引用してみました。
“「支援する側がされる側になった」 引用 障害者ドットコム”
支援する職業に就こうとしてたずが、ストレス対処が適切に行えず、支援をしてもらうことが必要になったということは、役割の逆転が起こったと考えらえます。
分かりやすく典型的なのは、親の介護ではないでしょうか?
両親から子育てという様々な支援をしてもらってきたが、お互いの年齢が上がるにつれ、子が両親の身辺のサポートを行うことが介護という現象からみえてくる経過と考えています。
意図せず役割が変わるというのは、ストレスとなりうる可能性があり、様々な症状が現れます。
- 期待が裏切られた
- どうしもない
- やる気がない
- 体がだるい
ましてや、「病気」「障がい」等といったことが起これば、尚更です。
人は変化に弱いのか?
みなさんは、初対面の人等に自分自身を紹介する時、どの様なことを話しますか?
多くは、学校名や会社名、住んでいる地域といった所属している団体等が言いやすいです。
また、所属している場所での役割などが言いやすいのではないでしょうか?
共通しているのは、どこに所属していて、どんな役割を担っているのかということです。
人は、一般的に初対面であれば、相手の素性を知りたいと考えています。良く知らない相手には、警戒するためです。
そして、人は見た目や肩書、業績など目に見えやすいもので判断しやすいということです。
そのため、
- 病気
- 障害
- 支援される
といった見えにくい言葉のイメージだけで、優劣、善悪を決めつけていることがあります。
そのイメージの良い方に、自分が所属していると良いですが、悪いイメージの方に行くと自分の大きなストレス反応が現れることにつながります。
このような考えや気持ちを、日ごろは考えないようにしたり、否定したりして生きている方もいます。ただ、目に見えるものだけでなく、ご自身の気持ちや考えと向き合っていくことの必要性も出てきます。
その際は、自分の選択や自分の行ってきたことを否定せず、「受け入れる」準備を始めてみてはいかがでしょうか?