働くことへの「不安」をなくしたい?!
みなさんは、どんなことで不安を感じるでしょうか?
- 上手くいくか不安
- また、悪いことが起きないか不安
- 症状が出たらどうしよう
この様な不安または心配を感じたことは一度くらいはありそうですよね。
2019年に実施された「就業スタート前の不安」についての調査では、94%の方が、「不安がある」と回答しています。誰もが、新しい環境、今までとは違うことをする前には、こういった不安感情が出てくるようです。
それでは、休職されている方が、復職する際に感じる不安や心配ごとは、何でしょうか?
リワーク支援施設であるmentalfitでは、日々、復職・再就職に向けて取り組んでいます。その中で、
- 働くことへの不安
- 復職することへの不安
- 家庭に対する不安
- 病気に対する不安
が語られることがあります。特に、復職時期が近づくほど、様々な不安が出てきている印象を受けます。
それは、当たり前のことで、
- 休職したことが初めて
- うつ病になったのは初めて
- 復職することは初めて
ということは珍しくありません。そして、何より難しいことは、「不安」がなくならない、なぜか分からないが体調が良くならない、といった症状に困っており、対処の仕方が分からないということです。
休職されている方だけでなく、働かれている方も含めて、不安への対処ができると
- スッキリした
- 違うことに集中できそう
- 安心感
といった気持ちが出てきやすくなります。
不安の対処に困っている方は、参考にしてみてください。
不安に対処するには
不安への対処をする前に、この様な研究があります。
ミシガン大学の研究チームの心配事の実地調査によって、「心配事の80%は起こらない」ということです。
さらに、残り20%のうち、16%は準備をしていれば対応可能だということです。
心配事で実際に起こるのはたったの4%だということが明らかになっています。
不安、心配していたことが起こらないことが分かって、不安が減る人もいれば、減らない人もいますよね。
不安は将来に対して、出てくる考えで「起きたらどうしよう」「失敗したら・・・」と考えることです。
悪い考えは、考え出すと止まらなくなってしまいますので、上記に記載したように16%は準備をしていれば対応可能です。
不安を対処するには、「何から対処するのか」を整理することが先にやることになります。
何から対処するのか
対処していく順番は、以下のようにしていきます。
- 「どうしよう」のその後を考えること
- その後を考えたら、実際に行動する
- 行動した後は、振返りをする
それでは、一つずつ見ていきましょう
「どうしよう」のその後を考える
「どうしよう」と考えるだけでは、不安は減ってはくれません。
起こっていない現象に対して、不安な気持ち、眠れない、何も手に付かないなどがあれば、もう一歩踏み込んで考える必要があります。
不安の80%は実際に起こらず、16%は対応可能です。
そのため、不安に思っていることが実際に起きた時に「どうするか」を準備しておくことが不安を減らす近道になります。
実際に起こった時にどうしたら良いかが分かっていれば、対応ができます。いわば、マニュアルや取扱い説明書のようなものを自分で作成することになります。
実際に行動する
上記の準備ができたら、実際に行動に移していきます、
「不安」な気持ちをなくすというよりかは、違う気持ちを生み出すイメージです。
- 思っているより簡単にできた
- そんなに不安に感じることではなかった
- 大丈夫な気がした
不安な状態で、
- 何もしない
- 行動しない
と不安な気持ちは継続されます。
不安を感じなくするのであれば、現状とは違う行動をすることが効果的です。
振り返りをする
実際に行動した後は、行動する前の「不安」が減少したのか、まだ「不安」を感じるかを検討します。
その中で、不安が軽減される行動、対策があれば、次の不安対処にも使用していきます。
まとめ
不安に対しての対処は、実際に行動することが一番の近道です。
不安感などは、なくしたいと思いがちですが、考えるだけではなかなか消えることはありません。
不安だけでなく、その他のネガティブな気持ちでも同じですが、気分を変えることは難しいです。そのため、「違う行動」をして気分を変えるということが一番始めやすい方法です。
復職する際、新しい職場に行く時などは、不安に感じることを整理して、1つでも良いので準備をしておくと安心感が生まれます。
1人で、行うのが難しい人は、誰かに相談して実施してみてください。
もちろん、mentalfitに相談してもらっても大丈夫です。
気になる方は、一度相談してみてください。