【リワークで実施中】ストレスマネジメント講座のご紹介
~「ストレスをなくす」ではなく、「ストレスと付き合う力」をつける~
こんにちは。mentalfit岸和田のナカザキです。
今回は、当施設で行っている「ストレスマネジメント講座」についてご紹介します。
うつ病や適応障害などで休職される方の多くは、再び働き始めることへの不安とともに、「またストレスで体調を崩してしまうのでは…」という再発への怖さを抱えています。
そこで当施設では、ストレスを“ゼロにする”のではなく、“気づいて、向き合って、工夫する”力を身につけることを目指して、全4回のグループプログラムを実施しています。
■ ストレスマネジメントとは?
ストレスマネジメントとは、心や体に負担をかける出来事に対して、うまく気づき、適切に対処し、回復する力を高めるための心理教育プログラムです。
現代社会ではストレスを完全に避けることはできません。
でも、ストレスへの理解を深め、視点を変え、自分に合った対処法を持つことで、ストレスに飲み込まれずにすむようになります。
■ 当施設でのストレスマネジメント講座(全4回)
✅ 第1回【ストレスの仕組みと発声】
●ストレスが起こるメカニズムを「身体・思考・行動」の変化から理解します
●「ストレスってそもそも何?」という基礎的な問いに向き合うワークを実施
まずは“ストレスを知ること”が、自分を守る第一歩です。
✅ 第2回【仕事と自分の状態】
●「仕事だけがしんどい理由」ではないことに気づく視点を学びます
(個人要因/緩衝要因など)
●職務レベル/職場レベル/組織レベルでのストレッサーを整理し、「どこが自分にとっての負担か?」を可視化します
仕事のストレスは単純ではなく、さまざまな要素が関係していることを理解します。
✅ 第3回【コーピング(対処行動)】
●ストレスにどう対処するか?という「コーピング」について学びます
●「自分が普段使っている対処法」「これから使えそうな方法」をリストアップするワークを行います
逃げる/向き合う/誰かに話す/気分転換する──
“正しい”やり方ではなく、“自分に合った選択肢”を増やしていきます。
✅ 第4回【セルフトーク(心の口ぐせ)】
●自分の中でつぶやいている“無意識の言葉”に気づきます(例:「どうせまた失敗する」など)
●ネガティブな捉え方を変えるためのワークに取り組みます
「ストレスの感じ方」は、「出来事」よりも「それをどう考えるか」に大きく影響されます。
“心の声”に優しくツッコミを入れていく練習です。
■ 参加された方の声
◆「仕事の何がつらいのかを具体的に言葉にできて、整理できた」
◆「自分の対処法のクセに気づけたのが良かった」
◆「“自分の考え方で余計に疲れてた”ってことにも気づけた」
■ 最後に
ストレスは「敵」ではありません。
私たちはストレスによって動き、成長することもあるからです。でもストレスに気づかずに放置してしまうと、心と体は静かに悲鳴をあげます。
だからこそ自分のストレス反応を理解し、自分に合った対処法を持つことが、再発予防にもつながるのです。
※施設の状況によりプログラムが変更される場合がございます。プログラムについてご不明点がございましたら、お問い合わせください。




