コラム

なぜ子を虐待するのか 孤立や焦り深める「心の病」

サイキュレ : なぜ子を虐待するのか 孤立や焦り深める「心の病」https://style.nikkei.com/article/DGXKZO51685940R01C19A1TCC000/

 

こんにちは。mentalfitのスタッフの大村です。

今回は上記のサイキュレのコラムが興味深かったので取り上げさせていただきました。

テーマは 「なぜ子を虐待するのか」についてです。

いけないと分かっていても、子どもを叩いてしまう虐待の背景にある親の心理や心の病などについて書かれています。

上記のコラムの内容を以下に要約します。

1、 虐待のリスク因子としましては、親が持つ➀発達障害 ( 自閉症スペクトラム障害 “ASD” はネグレクト、 ADHDは身体的虐待と関連)、②衝動のコントロールの不全の2つであることが分かってきました。

2、 虐待する多くの親に共通するのは、「孤立感と余裕のなさ」です。

3、 「虐待の世代間連鎖」について

虐待は虐待された者の脳に影響を与えます。例えば、厳しい体罰によって前頭前野 ( 感情・思考のコントロールを司る )が縮小することが分かっています。

虐待を受け続けたことによって、感情や思考をコントロールすることが難しくなったり、衝動性が高まったりして、子どものことでイライラした時に思わず手が出てしまうといった感じでしょうか。このようにして、世代を超えて虐待が繰り返されるという悪循環のことを「世代間連鎖」と言うのでしょうね。

私が大学院で専門的に学んだ「臨床心理学」では、支援させていただくにあたって、ご本人の「親子関係」を基本的に非常に重視します。というのは、親子関係の関係性が他者との関係性のパターンの基盤となると考えるため、親子関係がどのようなものだったかを把握することは、その後の成人後の人間関係のあり方を把握する上で非常に参考になると考えるからです。

また、虐待によって、集中力・意思決定・共感に関係する部分の脳の容積が減ることも分かっています。

4、 抑うつ傾向が高い人は、「相手の気持ちを読み取る能力」を司る大脳の前頭前野の活動が低下することも分かってきました。

5、 こういった上記の「脳の容積の縮小」や「脳の活動性の低下」に関しては、心理療法が有効で脳の修復に寄与することができます。このようにして、世代間連鎖のリスクを減少させることができます。

ちなみに、mentalfitには臨床心理士や公認心理師、キャリアコンサルタント等の有資格が揃っており、ご本人のご要望に応じてカウンセリングもさせていただいています。

もし何か困っていることがございましたら、どんなにささいなことでも構いませんので、お気軽にmentalfitまでご連絡いただければと思います。